隠れた名作。
- 2021/02/14
- 13:54
夏にアニメがあまりなかった時期に「機動戦士ガンダム」を見始めたのが秋にそのままZを見始め、年明けにはZZまで辿り着きました。ルー・ルカ可愛いすぎだろ。
ガンダムという作品が未だに愛されている理由には、MSのカッコよさ以上に、やはり物語としての面白さやキャラクターの魅力があるのだなと痛感する今日この頃です。
とはいえ今期は豊作なのでそこからの視聴が滞っているのですが。
先日気付いたらバンダイチャンネルで「雲のように風のように」の配信が開始されていました。当時TVで一度見て以来、実に30年ぶりの視聴になりましたが、作家になって最新のアニメもあれこれ見ている今になっても、やはり良いアニメでした。
どんなアニメかと言われると「ハウスの世界名作劇場であったような」という何の説明にもならない言い方になってしまうのですが、中世の中国をモデルにしたような国で、銀河という田舎娘が皇帝のお妃になる勉強のため後宮に入るものの、折しも政治は乱れ反乱の機運も高まりつつあり・・・という物語です。
BSで日中やってるような韓国の宮中を舞台にした時代劇をシンプルに切り取った・・・と言ったらなんとなくそうかもと思っていただける方がいるかもしれません。いないかもしれません。(原作となった小説はもっと生々しいらしいのですが、アニメ化に際してキャラの役回りなどかなりの改変が加えられたようです)
そのようにうまく説明できないのも、この作品に似た作品というものを少なくとも私は他に知らないからで、見てもらえれば一番よくわかると思います。
架空の舞台というだけで異世界ファンタジーのように派手な魔法などがあるわけではありませんが、演出などはジブリ映画のようにコミカルで、見ているだけで退屈しないと思います。展開も今風の文法ではないかもしれませんが、わずか80分に満たない作品にもかかわらず一つの国家の趨勢を見届ける感慨深さがあり、その余韻を彩るテーマソングも大好きです。
間違いなく隠れた名作の部類に入ると思うので、興味のある方は見てみてください。
余談ですがそんな30年前に見たきりの記憶の中でも、中から戸を開けてもらうまで部屋に入れないという変わった風習を持った女の子が可愛いかった記憶があったのですが、今回改めて見て、今でもそのまま通用する可愛さでした。
江葉という子です。民族衣装も超可愛く、キャラデザの力を感じました。
どうせ誰もパクオマージュだなんて気付かないので何とかして自分の作品に出したいと思